渡辺 佳恵の雑誌にまつわるエトセトラ

Vol.10

Update : 2012/11/20

ファッション雑誌は「ストッパー」?

表紙の蛯原友里さんがいつものかわいい感じではなく、「色っぽくて大人っぽくて新鮮!」と話題になっているAneCan12月号
そのAneCanの大特集が「気合いコーデ、お気楽コーデ」。女性なら分かると思うが、女性には気合いを入れておしゃれをしたい時と、力を入れずに過ごしたい日がある。
私的なことをいえば、私のお気楽コーデは、本気過ぎるお気楽コーデで、オフのときに近所のコンビニでばったり、お仕事関係の方にお会いしたとき、気づいてもらえず、お声をかけたら二度見されてしまったほどの酷さなのであるが(笑)、そこはファッション誌、そんなものを提案しているわけではなく、どちらの日もおしゃれでいるための指南書となっている。
最近はめっきり「お気楽コーデ」比率が増えている私ではあるが、そんな私でもやはり、おしゃれでいようという気合いだけは捨ててはいけないとつくづく思う。週に5~6回はワンピースやスカートにヒールの靴をはいていた頃に比べ、コーデの中心がらくちんなレギパンにフラットシューズになった最近、足は確実に3~4cm太くなったし、ウエストマークが当たり前だった頃にくらべ、ロングトップスで楽してる今、その差を計りたくもないほど胴回りが太くなっている。
売れている女優やアイドルのデビューからの変遷を見れば明らかだが、人の顔や体は「見られている」緊張感と「キレイになりたい」という向上心によって磨かれていくものである。だから、「おしゃれでいたい」とか「キレイになりたい」という気持ちを捨てたとたん、坂を転げ落ちるように見目麗しくなくなっていくのである。
キレイになりたい、という気持ちを刺激しまくるファッション誌は、いわば、転がる坂のストッパー。私の中で雑誌はそんな役目を多いに担っている。

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渡辺 佳恵
渡辺 佳恵
Yoshie Watanabe

’92年から14年間、雑誌「CanCam」のファッションディレクターとしてブームを仕掛ける。 現在は現在はライフ&ビューティディレクター として幅広く活躍中。 女性誌を長年、たくさん見てきた渡辺佳恵さんがJLoveコラムニストとして登場!

<渡辺佳恵公式サイト> http://watanabe-yoshie.com/